現代に蘇った「テロリスト」が、安倍首相を狙撃する—ぎょっとするような内容の小説が韓国で話題になっている。その中身を覗いてみると、強引なストーリー展開と荒唐無稽のオンパレードで……。
トイレに亡霊が現れて
〈ハルビン駅に降り立った安倍は、安重根という名前と1909年にこの駅で起きた事件について思い出した。だが、彼の顔に浮かんだのは反省の気持ちではなく、冷笑だった。
安重根は安倍の表情を見た瞬間、コトを起こす覚悟で右手を懐に入れた。
一方の安倍は、下腹が冷えるのを感じて歩みを止めた。「また下痢か!」
警備員は安倍の急な動きに緊張し、両腕を広げて警護しようとする。だが、下腹を押さえた安倍は、警備員の隙間を抜けてトイレのある客車に向けて走った。
拳銃を抜いた瞬間と、安倍が警備の輪から抜け出した瞬間の驚くべき一致。安重根は迷うことなく引き金をひいた。
バン! バン! バン!
天地を割くような銃声と同時に、安倍は下腹部を押さえたままプラットホームの床に倒れた。青ざめた警備員たちが安倍の身体に覆いかぶさったが、すでに安重根は引き金から指を離し、両手を挙げて万歳三唱をしていた。
「大韓民国万歳! 東洋平和万歳! 世界平和万歳!」〉
これは、この8月に韓国で出版され、話題になっている長編小説『安重根、安倍を撃つ』の一節である。
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