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ライフ
【デング熱】複数箇所で発生「想定外」…対応後手に
2014.9.13 23:07
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埼玉県で13日、30代の男性がデング熱に感染し、国内で確認された感染者は17都道府県で計116人となった。“発生源”となった東京都は、代々木公園で蚊の駆除や公園の一部封鎖などの措置を取ったが、その後に感染者が報告されるなど「後手」のイメージは拭えない。以前から「いつ起きてもおかしくない」と言われていたデング熱の国内発生。浮かび上がったのは、「蚊」への対策の難しさだ。(道丸摩耶)
■「国マニュアル不満」
「国のマニュアルは(駆除範囲が)50メートルとなっていたが、(都は)25メートル増やした。もっと遠くまで飛ぶ可能性があると分かっていたら、最初からできたかもしれない」。11日、塩崎恭久厚生労働相と会談した東京都の舛添要一知事は、国の対応に不満をあらわにした。
デング熱の国内感染が最初に明らかになった8月27日、厚労省はマニュアルを全国の自治体に通知。マニュアルでは、患者が感染した可能性の高い場所の半径50メートル程度を蚊の調査、駆除の対象とすることが望ましいとされていた。都は念のため半径75メートルに広げ、28日に蚊の駆除を行った。
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