アメリカの投資週刊紙『バロンズ』がアリババ(ティッカーシンボル:BABA)の新規株式公開(IPO)に関して記事を書いています。

それによるとアリババは2015年の一株当たり利益(EPS)に基づき23倍の初値設定になっており、これは中国の他のネット企業や米国のネット株と比べても魅力だそうです。

1

『バロンズ』は「初値が70ドル程度に引き上げられてもおかしくない」としています。また上場後の取引では「80ドルというのも可能なように見える」と主張しています。

若しアリババ株が80ドルで取引された場合、アリババの16%を保有しているヤフー(ティカーシンボル:YHOO)の「アリババ含み価値」はヤフー1株当たり40ドルとなり、現在のヤフーの株価($42.88)とほぼ同じになります。ヤフーはアリババの他にヤフー・ジャパン(=$8の価値)を持っています。またヤフーの本業の価値は$8程度であると考えられています。するとヤフーの妥当価格は$56になるわけです。