なんか昔の方が生きやすかった気がする。そしてもっと楽しかった気がする。世の中ほんと便利になってきてスマホ持ち歩いてインターネットを介して情報を取ったり友人と繋がったりできるようになった。その反面インターネットを介さないアナログ的な人と人との付き合いが減ってきている。それが原因で私自身、この世の中つまらなくなってきた感があるのかもしれない。
メールが普及したおかげで突然電話がかかってきてしていることを中断されることもなくなった。また、家にテレビやラジオがなくても知りたいことはGoogleの神様が一瞬で教えてくれる。買い物だって昔と全然違ってきた。高価なものは今でも百貨店に行って購入するが数万円までならアマゾンや楽天で注文、わざわざ出掛けなくても宅配のお兄さんが家まで持って来てくれる。人間と接触しなくても事が足りるようになったのです。
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また友人との繋がりを目的にはじめたフェイスブックも、いつの間にか近況を伝えるものではなく「いいね」を押してもらうことが目的に変化してしまい、家族で食べに出かけたら料理の写真を撮りまくり、遊園地に行ったら子供の写真を撮りまくり、そして家に帰って最高の一枚を選択、たまにアプリを使って写真を加工してアップ!そして友人に「いいね」を押してもらって大喜び。
「これってどうなん?」と思うようになって、そしてなんか気持ち悪いヌルっとした違和感を感じるようになり、フェイスブックに少し距離を置くようになった。振り返ると、この現実の生活がフェイスブックのためのネタ作りになってるような気がしたのです。
今の世の中、リアルとネットの2つの世界を行き来する日常があたり前になってきました。私のような老眼が始まったおっさんでも、目を細めながらスマホの小さい画面の文字を追いかけています。人とロクに話もせずスマホやネットブックの画面に見入る生活が普通になってきて、時間があるのに「今日は無理です」と、人と会うことがおっくうになってしまう時だってあります。ほんとヤバイです。これじゃ昔のような濃い人間関係なんて作れるはずがありません。
それにしても、これからこの世の中どうなって行くんでしょうね。
まあ、今ではネットのない生活なんて考えられませんが、ネットの強力な磁力に飲み込まれるのではなく、たまにはネットの世界から自分自身を開放する力を持ち合わせていないとヤバいことになるんじゃないかと勝手に心配しています。どうなるかは誰にも分かりません。だって誰も経験したことがないのですから。
おわりに
最近は「お礼の言葉」だとか「お詫びの言葉」など、メールで送る人が増えてきました。メールで終わりかよ?って思うことが多々あります。メールやネットに依存して、人と向かい合ってお話しすることができない人が増えているのかと思うと寂しくなります。