今年１月２７日付のニュース。 敬称略。
元日本軍慰安婦の Hwang Kum-ja が、９０歳で死亡した。 これで韓国に生存する、ピーク時には２３０人以上いた政府に登録された元日本軍慰安婦の数は、５５人になった。
Hwang は１９２４年生まれ。 １３歳のときガラス工場に労働に出され、１６歳のときに慰安婦として中国に強制的に送られた。 戦後は韓国に戻り、独り身のまま一生を終えた。 政府からの補助金を受けながらゴミ集めをして生計を立てていた彼女は、生涯のうちに合計９２，６３５米ドル（９６０万円）を奨学金として寄付し、２０１１年には賞を授与された。 彼女は遺言で、残る財産すべてを慈善事業に寄付した。
日本の東南アジア諸国占領時代に、約２０万人の女性（主として韓国人）が、性奴隷になることを強制されたと推定されている。 存命する犠牲者の平均年齢は、８８歳だ。
日本は過去に何度か謝罪を表明し、１９９５年にはアジア女性基金も設立したが、犠牲者への直接の補償金は未だに支払っていない。 ２０１３年には大阪市の橋本市長が、慰安婦は 「休息」 が必要だった兵士たちには 「必要」 だったと述べて物議をかもした。 犠牲者の多くが高齢で補償金を受け取る前に死亡する可能性が高いことから、韓国政府は日本政府に対し、慰安婦問題への速やかな対応を要求している。 それに対し日本政府は、１９６５年に補償金問題は片付いている、としている。
今年２月１２日付のニュース。 同上。
韓国、Toechon。 ８９歳の Kim Gun-ja の部屋には、ウェディングドレス姿の彼女の写真が飾られている。 真白な長いドレスに身をつつみ、真赤な花束を抱えた彼女。 深い皺はメイクとヴェールで隠されている。 『分かち合いの家』 に住む Kim たち高齢女性の花嫁衣裳写真が地元企業の好意で撮影されたのは、近年のことだ。 『分かち合いの家』 は、元日本軍慰安婦用の老人ホームで、博物館も兼ねている。 Kim を含む女性の多くは、生涯結婚することはなかった。
「普通の人生を送れたかもしれなかった。 愛する人にめぐり会い、結婚し、子供をもち、孫に恵まれて・・・」 きちんと整頓された小さな部屋で、 Kim は言う。 「でもそうはならなかった・・・ なれなかった。」
日本兵は彼女の青春期を奪った。 そして今、「日本人は私らが死ぬのを待っている」。 『分かち合いの家』 には、現在１０人が住んでいる。 「最後の一人が死んでしまったら、誰が闘いを続けてくれるのかね？」
「日本の天皇にここに来て、私たちの前に膝まづいて、私たちにした悪事を列挙して、謝罪してもらいたいね。」 ８８歳の Yi Ok-seon は、今なお腕と足に残る、日本兵による刀傷を見せながら言った。
元慰安婦たちの存在は、韓国と日本の間に横たわる 『慰安婦問題』 解決に向けての最後のチャンスかもしれない。 「彼女たちが全員死んでしまったら、慰安婦問題の解決どころか鎮静化さえ、現実的には難しくなるだろう。」 テンプル大学東京分校のアジア問題専門家 Ｒｏｂｅｒｔ Ｄｕｊａｒｒｉｃ は言う。 「今ならまだ謝る相手が――元慰安婦たちが――いる。 でも彼女たちの死後は、謝罪をしても受けとめる相手がいなくなってしまう。」
* * * * * * * * * * * * * *
第二次大戦中、約２０万人に上るアジア人女性が “慰安婦” として日本兵の性奴隷にされたと推定されている。 その大半は韓国人女性だった。 日本は過去に何度も謝罪をしてきた。 １９９３年には河野洋平内閣官房長官が、従軍慰安婦の強制連行を事実上認める談話を発表した。 しかし多くの元慰安婦にとって、これは十分ではなかった。 日本の歴史教科書が慰安婦問題に触れていないこと、多くの日本の政治家が今もなお 「慰安婦になった女性たちは志願してそうした」 と主張していることも、韓国側の感情を逆撫でし、両国間の溝を広げている。
両国の政治的指導者たちの関係も、良好とは程遠い。 日本の安倍総理大臣は過去の謝罪を疑問視する発言をしたが、批判にさらされて黙らざるを得なくなった。 彼の２０１３年末の靖国神社参拝は、旧日本軍に蹂躙された東南アジア諸国の反発を招いた。 親日家だったパク・チョンヒ元韓国大統領の娘で現大統領のパク・クネは、日本が過去の戦争犯罪をより深く認識するまで強硬な姿勢を貫く政策を打ち出した。
安倍首相の靖国神社参拝後、韓国の安倍政権支持率は１０ポイント中１ポイントにまで下がった。 これは北朝鮮のキム・ジョンウンと同レベルである。 怒る韓国と、苛立つ日本。
「平均的日本人は、元慰安婦に同情的ながらも、慰安婦問題は韓国における反日感情の扇動に利用されているように感じている」 と、釜山国立大学のロバート・ケリー。
「日本人は 『どうせ何をしたって、韓国人を満足させることはできないんだ』 という投げやりな見方をしているようだ」 と述べるのは、ハワイのパシフィック・フォーラムＣＳＩＳのラルフ・コッサ。
当時の慰安婦たち 『分かち合いの家』の元慰安婦たちの写真
大日本帝国軍が兵士のために 『軍用性奴隷制度』 を初めて採用したのは、１９３２年のことだった。 当初は日本人の売春婦が使われていた。 １９３８年には制度は、当時アジアの大部分を支配していた日本軍全体に広がった。 『南京大虐殺/レイプ事件』 によって中国人の反日感情が高まったことも、この人権を蹂躙する制度の確立に一役買った。 日本軍部は、兵士の 『必要』 に応えるべく、 『慰安所』 を軍施設内に設置することを決定した。
１９４１年に太平洋戦争が勃発し日本の前線が拡大すると、より多くの慰安婦が必要になった。 当時日本の占領下にあった韓国・ソウルの総督の助けを得て、日本軍高官は朝鮮半島全域から慰安婦にする女性を狩り集めた。 農業国だった韓国は、農地を日本政府に取り上げられ、人々は貧困にあえいでいた。 日本軍は若い女性を対象に、工場や病院やレストランでの好条件の労働を広告した。 性奴隷にされるとは露知らず、多くの若い女性が集まった。 単に拉致された女性も多くいたし、極貧の家族に身売りされた女性もいた。
推定被害者数は８万人から２０万人と幅があり、そのうち８０％が韓国人女性だったと考えられている。 最も年少の女性は、当時１２歳だった。 女性たちは日本兵に 『奉仕』 するため、中国・台湾・カンボジア・フィリピン・インドネシア・満州へと送り込まれた。 彼女たちはどこへ行くのか知らされず、外国の工場に移送されるのだと思っていた。
慰安所の形態はまちまちだった。 家屋であることもあれば、トラックの後部であることもあった。 戦闘中に塹壕の中で 『奉仕』 を強制された女性もいた。 一日に数人の奉仕をさせられた女性もいれば、「５０人の相手をさせられた」 とのちに証言する女性もいた。
ある元慰安婦の証言によると、兵士たちが慰安所を訪れられるのは午前８時から午後４時までの間で、慰安婦一人との３０分間が与えられた。 慰安婦たちはコンドームを一つずつ与えられ、奉仕の度に水洗いして再使用するよう命じられた。 慰安婦への暴力は禁じられていたものの、証言によると多くが暴行されていた。 午後７時からは軍の高官がやって来て、慰安婦と一夜を共にした。 女性たちは、殴られ、レイプされ、拷問され、ろくに食事を与えられなかった。 病気、栄養失調、疲労、自殺などが原因で多くが死亡した。 『奉仕』 を拒絶して殺された者も多かった。
慰安婦にするため集められた韓国人女性たち 慰安所前に並んで順番を待つ日本兵
逃げ出すことは不可能だった。 若く怯えきった女性たち。 殴られ、脅され、拷問にさらされていた。 他の女性が殺害されるところも目撃した。 ある女性は逃げ出して捕えられ、切り刻まれて犬に与えられた。 慰安婦たちに、「逃げるとこうなるぞ」 と思い知らせるための残虐行為だった。
逃げられなかったもう一つの大きな理由は、女性たちには行き場がなかったことだ。 自分たちがどこにいるのかもわからなかった。 金がない上、どこの国にいるのかすら見当がつかなかった。
敗戦すると、日本軍は慰安婦にされていた女性たちの多くをその地に置き去りにした。 多くの理由――恥、罪悪感、金がないことなど――から、女性たちはその土地に留まり、できる仕事は何でもして食い繋いだ。 そうして祖国に戻れないまま死んだ女性も多かった。
肉体的・精神的・感情的に深い傷を負った彼女たちは、たとえ祖国に戻れても、沈黙を守らなければならなかった。 アジア諸国では 『恥』 の意識が強い。 慰安婦としての過去を知られて家族を含む周囲から爪はじきにされることを恐れ、女性たちは過去を秘めて沈黙の重さに耐えながら、普通の生活を送らなければならなかった。
（被害者と元日本兵の証言はこちらをどうぞ。）
上海の慰安所 マレーシアの慰安所 “慰安所マップ”
慰安所が４０軒あったという南京の、最大規模だった慰安所跡
戦後日本政府は、戦中の性奴隷制度の存在を否定してきた。 しかし１９９１年に、夫と死別したキム・ハクスンが、元慰安婦として勇敢に名乗りを上げた。 １９９４年の調べによると、日本軍の元慰安婦は、まだ何百人も存在していた。 韓国人１６０人、北朝鮮人１３１人、フィリピン人１００人、台湾人５０人、インドネシア人８人、マレーシア人２人とされている。 これらはすべて、本名で名乗り出てきた女性たちだ。 己の悲劇的な過去を知られるのを怖れて今なお沈黙を守る女性も多いと考えられている。
元慰安婦として名乗り出たキム・ハクスン。 “アイコ” という日本名を与えられ、毎日２０〜３０人に 『奉仕』 させられたという。
勇気あるキム・ハクスンのおかげで慰安婦問題が韓国で広く認知され、１９９２年に 『分かち合いの家（Ｈｏｕｓｅ ｏｆ Ｓｈａｒｉｎｇ）』 が設立された。 １９９８年には、『歴史博物館（Ｈｉｓｔｏｒｙ Ｍｕｓｅｕｍ）』 の併設が実現。
『分かち合いの家』 の高齢女性たちは、テレビを見たり、運動したり、瞑想したり、ボランティアと話したりして日々を過ごす。 日本人は定期的に訪れるし、アメリカの政治家やメディア関係者も時折訪ねてくる。 女性たちの多くは病気がちだが、中には日本とアメリカで公式に証言をし、抗議運動に参加する計画を立てているような活動的な女性もいる。 ソウルで毎週行われる抗議運動は、すでに２０年以上続いている。
「私の人生は目茶目茶にされた。 生き残って家に戻ることはできたものの、私の過去がばれて他人に指差されはしないかと、常に怯えて生きてきた。 私の身に起きたことは、私の意志に反していたにもかかわらず。」 と語るのは、８７歳の Ｋｉｍ。 「外に出る気にもなれない。」
ホームのマネージャーの Ａｈｎ Ｓｈｉｎ−ｋｗｏｎ によると、女性たちの多くは精神疾患を病み、戦中からの性病を引きずっている。 入居者は各自が、冷蔵庫と本棚と電話つきの個室を与えられている。 「彼女たちは、過去に起きたことのため、自分だけのスペースを持つことが非常に大事なのです。 そして、めったに他人を信用しません。 お互い同士さえもね。」
Ｈｏｕｓｅ ｏｆ Ｓｈａｒｉｎｇ （分かち合いの家）
前庭に立つ慰霊碑と、 元慰安婦を象徴する像
中国北部からインドネシアに至る広範囲に設立された 『慰安所』 に送り込まれた慰安婦たち。 『分かち合いの家』 に併設された慰安婦博物館には、当時の慰安所の一室が再現されている。 薄いマットレスが載せられただけの木のベッドが、部屋にある唯一の家具だ。 外側の壁には、性奴隷たちに与えられた日本の女性名の札が下がる。
「慰安婦に関する公式資料のほとんどは敗戦した日本軍が証拠隠滅のため焼却処分にしました。 残ったものも日本に保管されており、閲覧は制限されています。 我々にあるのは、元慰安婦の証言だけです。 そのため博物館を設置したのです。」
今日、博物館訪問者の４０％は、祖国の過去を知るためにやって来た日本人だ。 元慰安婦は、日本人訪問者に会うこともある。 慰安婦問題を認識してもらうために。 だがおそらく、あと数年後の博物館には、少数の写真と展示物と悲しげな彫像が残されるのみだろう。
元慰安婦がアート・セラピーで描いた 『私が連れ去られた日』 Ｙｉ Ｏｋ-ｓｅｏｎ の当時と今
宮沢首相が訪韓中だった１９９２年１月８日にソウルの日本大使館前で始まった、元慰安婦とその支持者によるデモ。 毎週水曜日のこのデモは、現在も続いている。
* * * * * * * * * * * * * *
日本軍慰安婦問題。 あまりにも重く、内容が内容だけに考えることが辛い問題です。 そのうえ識者の間でさえも大きく意見が分かれる問題ですから、私のような凡人はある意見を聞くと（なるほどね）と納得し、でもその反対意見を聞くと、（ああそういう見方・考え方もあるな）とまた納得してしまいます。
ウィキぺディアの 『韓国軍慰安婦』 によると、韓国の慰安婦制度は、日本の敗戦とともに撤廃されたわけではなく、その後はアメリカ軍に引き継がれていたんですね。
「朝鮮戦争やベトナム戦争におけるこの種の行為について、韓国内では全く議論になっていないため、韓国最大手の新聞朝鮮日報でも 『人の心を持った国なら、自国民を国営売春婦にするという発想はしない。』 との記事を執筆するレベルの認識にとどまっている。」
「慰安婦は前線に送られる際には、ドラム缶にひとりずつ押し込めてトラックで移送し前線を移動して回り、米兵も利用した。」
「１９６０年代の韓国ではアメリカ軍相手の売春が国家を挙げて奨励され、国民総生産の２５％を占めていた。 １９７０年代になると外貨稼ぎの主軸とみなされるようになり、慰安婦たちは 『ドルを稼ぐ愛国者』 『真の愛国者』 『ドルを稼ぐ妖精』 『民間外交官』 と韓国政府から称賛された。」
「しかし、２０１２年に、最大発行部数を誇る朝鮮日報は 『従軍慰安婦は日本軍の性奴隷である』 が、韓国軍慰安婦の存在については 『歪曲である』 と主張している。」
自国の政府が許容どころか奨励した慰安婦制度については、お咎めなし？ 不公平では？！ という指摘はさておき。 「１９８０年代までは韓国人女性が在韓米軍相手の売春を強制され、その後はロシア人女性やフィリピン人女性達が代わりとなった。」 ということは、女『性』を食い物にする慰安婦制度は、つい近年まで続いていたんですね・・・・・。
しかも韓国軍は、ベトナム戦争中にベトナムで、非武装の民間人をあちこちで虐殺しました（フォンニィ・フォンニャットの虐殺、ハミの虐殺、タイヴィン虐殺、ゴダイの虐殺等）・・・ この記事のためいろいろ読んで、初めて知りました。 日本の戦争責任を厳しく追及する韓国ですから、さぞ清廉潔白な国なのだろうと思っていたので（本当に、皮肉抜きで）驚きました。 日本の戦争犯罪追及には余念がない韓国なのに、自国軍がベトナムで行った残虐行為は一切認めようとしないんですね（『韓国が戦争犯罪を認めない訳』）。 日本軍の残虐行為に比べれば規模が小さかったし、犠牲者数もずっと少なかったかもしれない。 でも残虐行為は残虐行為です。
しかし！ ここで韓国と、非難の応酬をしても始まりません。 同じ土俵に立ったら負けです。 日本の戦争犯罪を清算する前に韓国を非難しても誰も聞く耳を持たないし、そんな態度は自らを貶めるだけです。 韓国に正義を求めるなら、まず自国が正義を為さなくては。 私はそう思います。 １９９３年の河野洋平内閣官房長官談話のときは私はもうイギリスにいましたが、現在と違いＰＣもネットも普及していなかったため、これまでこんな談話があったことを知りませんでした。 この談話で河野氏は、日本の政治家には珍しく潔く過去の過ちを認めて謝罪していて、私は好感を持っています。 『弁護士 猪野亨のブログ』の猪野弁護士さんのこの意見に、私は全面的に賛成です。 でも同記事のコメントには反対意見も。 彼らからすると、私は左寄りの急進派ということになるのでしょうかね？
相手の立場になって考えてみましょうよ。 もし立場が逆で、小さな島国ニッポンを植民地化しようと、韓国が侵略してきたのだとしたら？ 韓国軍人の性欲を処理するため、日本の若い女性が強制的に性奴隷にされて彼等の相手をさせられたのだとしたら？ 韓国軍は敗戦して撤退していったけれど、韓国政府は戦後６９年経っても十分な謝罪も補償もしていないとしたら？ ・・・・・私は韓国という国を忌み嫌い、韓国製品は絶対に買わず、孫の代にまで恨みつらみを吹き込むかもしれません。
ＦＩＧＨＴ ＦＯＲ ＪＵＳＴＩＣＥ 日本軍「慰安婦」――忘却への抵抗・未来の責任 は、慰安婦問題を真剣に考える詳しいサイトで、参考になりました。 同じく参考になったＷＡＭ女たちの戦争と平和資料館によると、世界各国からのみならず日本国内各地からも、慰安婦問題の早期解決のため日本政府に行動を求める動議や決議が突きつけられています。 今年の初夏に開催された第１２回日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議でも、提言が日本政府に渡されました。
来年で日本の敗戦から満７０年。 それなのにいまだに解決からは程遠くて、韓国・日本はもとより世界中がうんざりしているのが現状です！
元慰安婦たちが 「残された時間はあとわずか」 と考えるのと同様に、日本政府にも 「残された時間はあとわずか」 なんです。 元慰安婦たちが死に絶えてしまう前に謝罪と補償をして問題を解決しておかないと、「やはり日本は元慰安婦が死ぬのを待っていた」 「人権を蹂躙する残酷な行為をしておきながら、最後までだんまりを決めこんだ卑怯な国」 という歴史的認識が定着してしまうのですから。
私自身は日本人は、（そりゃ中には例外もいますが）世界でも有数の礼節と道徳感と美徳を備えた国民だと思っています。 大震災後の助け合い精神や、ブラジルのＷ杯敗退後に見せた礼儀は世界を唸らせました。 なのに今後も、日本人が世界を感動させるたびに、「・・・でも日本は戦争責任を曖昧にしたままなんだよなぁ」 という負のオマケがついてくるというのは、私には我慢がなりません。
国際社会が日本政府に未だに行動を求めているということは、日本政府の過去の謝罪や補償が十分だったとは国際的に認識されていないということです。 その認識が不当だと思うのなら、根拠となる事実を挙げて正々堂々と反論して欲しい。 その認識がある程度正当だと思うのなら、速やかに行動を起こして欲しい。 日本が何をしようと韓国は満足しないかもしれませんが、一日本人として、せめて他国には 「日本は十分やった」 と認めてもらいたいんです。
謝罪する相手がいるうちに謝罪しないと、日本は国際社会から永久に 『卑怯者』 の烙印を押されてしまうのですから！！
なぜ従軍慰安婦という名称で呼ばれだしたのか。なぜ日本が謝罪を拒むのか。あなたはそれらを調べた上で発言されることを深く願います。
キーセンとして、親に売られて、親戚に売られて、当時はprostitute制度は合法であった、現地の少女を売る売人や仲介人の存在、慰安婦の高額給料それらを家族へ仕送り、休暇をとり帰省...etc
それらが日本と進駐軍(米軍)での解釈でした。
日本軍を追っての営業、兵士の病気感染予防のための軍病院の使用という事がいつの間にか従軍という名称が後につきまとうという現状。
日本軍が無理矢理連れ去る、MPが連れ去るなど現地調査で現地民から証言は一つもなかった。親族からも連れ去りなどの事実は無いという証言。
分かってほしいのは問題は両サイドからの話をきちんと聞き、捜査をし、資料を集め、そして客観的な視点で判断をする事です。一辺倒で感情的な話を強行され全部相手が悪いというのは法治国家では通らないでしょう。
日本が日本国民が謝罪しない訳、それはやっていない事をやったと認めろという一方的なそして強硬な圧力に対して、忍耐を持ち冷静にその立場を崩さず時間がかかろうとも話し合いで解決しましょうという日本のそして国民の強い気持ちです。
日本が戦争に対してどれだけ謝罪の念を遺憾の意を身を以てしてきたか。それはよく勉強されてください。日本が行った謝罪、発表した談話、それらは戦争中に傷つけてしまった方々、流れがどうであれ日本が関わってしまった事、日本の占領下で起きた事、つまりは日本と戦争の責任の上での謝罪なのだと思います。
あなたの親族にも出兵しなければならなかった方々がおられると思います。そのご先祖さま達は戦争で傷つき命も失われたのです。その方々に理不尽にしてもいない事に対して何度も何度も謝ることを望みますか？
第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争等々、brothelは必ず存在していたのです。その中には少女たちの意に反するものであっても彼女たちは従軍慰安婦とは呼ばれませんでした。
戦争だったんです。戦争では虐殺、レイプ、強奪など起きてしまうのです。冷静に対応できる状況ではないのです。現代のhuman rightsや人道的な考えなど戦場では保つ事も難しいのです。
それを理解するのにも限度があるでしょう。でも戦争に駆り出された家族はそのような戦場で生き抜くために、家族のために、国のために出兵されていったのです。
私は右翼とか保守派とかでは無いと自分では思っていますが、海外で長く生活をしていたおかげで母国への愛国心も生まれましたし、帰国してもっと日本の事を勉強したくなりました。
日本は素晴らしい国です。素晴らしい国民です。忍耐を持ち冷静に相手国に対して説明をしていく事が大事だと思っています。
長くなって申し訳ございませんでした。
Ｕｎｋｎｏｗｎ様のおっしゃる、「日本が日本国民が謝罪しない訳、それはやっていない事をやったと認めろという一方的なそして強硬な圧力に対して、忍耐を持ち冷静にその立場を崩さず時間がかかろうとも話し合いで解決しましょうという日本のそして国民の強い気持ちです。」 の部分ですが、Ｕｎｋｎｏｗｎ様が「やっていない事」 とお信じになる根拠は何ですか？
一日本人として、私も、日本軍の残虐行為がすべて嘘であってくれたら・・・と思います。 でも調べてみると、目を覆いたくなるような史実が出てきます。 自分で調べた範囲内では、私は（韓国軍や進駐軍慰安婦はともかく）日本軍慰安婦は、不当に拉致され性奴隷にされた女性達と、今のところは信じています。
戦争だったから、人権や人道的な考えを戦場で保つことは難しかった。 それはわかります。 でも戦争が終わり、過去を振り返る余裕ができたとき。 その時の対応に、その国の『真の質』が反映されるのでは。
ナチス・ドイツは歴史上前代未聞の悪事・残虐行為をはたらきました。 でも現代において、ドイツが国際社会から 「謝罪と補償を十分にしていない」 と咎められることは一切ありません。
この差は何なのでしょうね？
ドイツは反省謝罪を公式にしています。でも被害国はそれに対して賠償をと騒いだりしていますか？政権が変わる度に謝罪をしろと隣国から騒がれますか？
日本は戦後、周辺諸国、東南アジアにどれだけの貢献をし国際社会へもどれだけの努力をしているかご存知ですか？
日本軍がsex slaveとして少女たちを働かせたという事に日本はやっていないと言っているのです。しかし韓国では日本軍がやったと認めろと言っているのです。個々の犯罪ではなく、軍の関与、指揮を認めろと騒いでいるのです。従軍慰安婦、軍による性奴隷を認めて謝罪、賠償を望んでいるのです。だから日本はやっていないと言っているのです。でも個々の犯罪に関してそれらのひどい仕打ちを受けてしまった方々に対して遺憾の意を表明し、基金という形で賠償をしますという事なんです。
戦場では虐殺、レイプ、略奪はありました。戦争だったんです。私は８８年に旧ユーゴスラビアのサラエボへ行った事があります。当時社会主義国でしたが素朴で綺麗なところでした。その数年後戦争が起き知人の妹は殺されました。宗教が絡んだ戦争、それでも隣人が宗教の違いで隣人を殺害してしまうのです。
日本が人道的支援をしていないと言われているようですが...そのように思われて大変残念です。
朝鮮は当時日本軍人として現地で戦争に加わっていました。多くが徴兵ではなく志願兵だったそうです。都合がいいときには朝鮮人、都合が悪くなると日本人というのは変だと思いませんか？
ナチスとして戦ったオーストリアはドイツに対して謝罪と賠償を求めたのでしょうか...
そこまでいってしまうと趣旨からかなり外れてしまうので終わります。
ハワイのパールハーバー湾へ行かれた事は？米国が日本がどうして戦争に加わった理由が書かれています。戦勝国が日本を占領し、敗戦国の戦争加入の意が簡単ではありますが掲載されています。私はそれこそが戦争で戦った相手国への念だと思いました。
現在、慰安婦像が米国各地に建てられています。その文言をご存知でしょうか？米国には日系人が多くいます。第二次世界大戦中、日系人はアリゾナなどの砂漠地帯に集められキャンプ生活を強いられました。荷物は１人２つ、家財道具など持ち込む事も出来ず、バスと列車に乗せられて。どこかしら欧州で起こったことに似ていませんか？戦後、日系人は解放されましたが、住んでいた家や土地、仕事などすべてを失い、手取り２０ドルだけ渡されキャンプから出されたそうです。その日系人の中にも米兵として戦場で戦った方々がいます。後に朝鮮戦争で韓国のために戦った方々もいます。でも韓国の慰安婦像は日系人に再び嫌な思いをさせています。日系の名前というだけで韓国系移民に嫌がらせを受け、学校ではいじめや罵声を受けるなど。そういう動きが全く理解が出来ないのです。歴史や問題を知らない知事や市長、議会が増加し続ける韓国系住民からの票を獲得したいからだというのは説明もいりません。
そういう連鎖が欧州で起こりうると思いますか？
隣国の国民性、その政府が隣国にどう接するかによってここまで違うという事だと私は個人的に思います。
河野談話の見直し。なぜ韓国は反対するのですか？河野談話での謝罪が不十分であるというなら、日本はどういう過程で出されたのか検証をしますという事でしょう。逆に謝罪の検証をしてもらえるいい機会と捉えるのが普通でしょう。
また話がグルグルとしてしまいましたが、この辺で失礼致します。
最後に。
国歌、君が代が日本という国を表していると思います。
日本人自体は善い国民ですが、私は根本的には日本の政治家を、そして政策を、信用していないのでしょう。 そのため、集めた情報の信じたい部分だけを信じているのかもしれません。 あるいは、信じたい情報だけを最初から集めているのかも。
日本各地の市議会や町議会から政府に、日本軍慰安婦問題の解決に向けて『政府の誠実な対応を求める』意見書が続々と提出されていると聞き、嬉しく思いました。 『分かち合いの家』を訪れ、入居女性のためボランティアとして働く日本人も多いそうで、それも嬉しい限りです。
来年で敗戦から満７０年。 慰安婦問題を含めた戦争責任を問われ続けるのはもううんざりです。
日本政府が何の行動も起こさなかったら、現実的に考えて、今後も何も変わることはないでしょう。
１００年後の世界各国の歴史教科書に、第二次世界大戦における日本の戦争責任とその後処理について、どのような記載になっているのか・・・ 知ってみたいけれど、同時に知るのが恐いです。
Unknown様はご自分の信念を大切になさってください。 私は私の信念をもって、今後の成り行きを見守っていきたいと思います。
同じ女性として思う事は、慰安婦の方々の毎日が苦痛であろうと思います。毎日毎日他人から自分の過去を繰り返し蒸し返され、日々、辛い悪夢を目の前に突き出され、写真のような像を庭に飾られ生活するなんて...
PTSD症状など手厚い精神医療など受けられているのでしょうか。静かに過ごせていられる事を願います。
私は今、渡航の準備をしています。仕事です。その前に出来るだけ多くの記事をパソコンに詰め込んでいます。今関心があるのが、先だって朝日新聞における「強制連行」の記事において虚偽と認め、撤回されました。福岡県の作家吉田清治氏の証言です。朝日新聞、韓国の反日団体のプロパガンダの一つである慰安婦、強制連行を新聞に掲載し続けた事に対しての謝罪は全くありませんが、しかし、４０年近くたった今やっと朝日新聞が虚偽を認めたということに沢山の方々が胸を撫で下ろしたでしょう。
その片棒を担いでいた朝日新聞社にはその他にも証拠も実態すらも無い記事を掲載した案件がいくつもあります。今後の動向に注意しながら私自身も勉強して参りたいと思います。
中韓の反日プロパガンダは終わる事は無いと思います。慰安婦についてもその方々がお亡くなりになっても世代をかえ繰り返し日本に戦争責任の追求と称し責め続けてきます。そうやって彼らの政権に向けられる怒りを日本という隣国に向け自国の求心力へと利用していくのです。
戦後の日本は大きく変わりました。そして７０年経った今、また大きく変わろうとしています。今まで「こちらが折れれば事は進む」「事を荒げないように」とばかりに相手国の顔色を伺いながらの外交でした。でも「言う時は言う」「反論すべきは反論する」という世界では当たり前であることを前面に出し、積極的な外交をやっと模索し実行し始めました。そういう新しい日本政府に大きな期待をしています。
１００年後の日本の教科書。心配はしていません。中韓による内政干渉は終わる事は無いかもしれませんが、自国の教科書、歴史の教科書はきちんと冷静に作られていくでしょう。
問題はこの１０年間における中国の軍備増大、韓国の仮想戦争国(日本)ではないでしょうか。中国の東南、東アジアでの軍事拡大はご存知でしょう。では韓国による対日本の軍備はどうですか？韓国が海軍を強靭にするという事、すなわち日本が攻めてくるという仮想戦争によるものです。しかし韓国は日本の同盟国、なにがどうして日本が敵国なのか...理解に苦しみます。目の前に北朝鮮という国があり、中国という国があるにも関わらず、米日韓の同盟が崩れるかもしれない。それが今日米で心配しているところです。もっと陸軍を強靭にし、最新兵器を対北、対中に置くべきなのに、中国にすり寄り、北朝鮮へ向けなければ行けない軍備を日本に向けるという矛盾。これこそが危険と言えるのではないでしょうか。問題が山積しているから首脳会談をと日本が求めても、条件付きならばと一貫して上から目線での対応。これでは日本政府どころか日本国民が呆れてしまいます。さすがの米国も怒りを韓国に向けています。
最後に、
慰安婦の方々の悲惨な過去、戦争に巻き込まれ人生そのものを失い、そして混乱させられてしまった世界の人々。子供たちに同じ思いをさせないように私たちが努力をし続けていけたらと思います。
長くなりましたが、リプライを頂きありがとうございました。
https://www.youtube.com/watch?v=NmgkZMNqc9k
何度も申し訳ございませんでした。
朝日新聞と吉田清治の虚偽
https://www.youtube.com/watch?v=j-Va1tvJ0_k
朝日新聞と植村健氏における捏造報道：女子挺身隊(工場で働いていた女子)
https://www.youtube.com/watch?v=8zF-YXNYRW4
河野談話がネックとされ、世論では河野元幹事長を国会にて尋問をという声、河野談話の撤回の要求。しかしながら韓国の立場を考えるべく継承をするという政府の姿勢。ここで新しい談話を出して欲しい国民の声。国内でも困難を極めています。
今後も是非慰安婦問題について勉強をされてください。
資料を読むより動画での対談の方が時間を省けると思い何度か送らせて頂きました。こちらが日本の見解、証拠、実態のまとめを当時の記者関係の方々が対談しています。朝日新聞の撤回記事の内容を分かりやすく説明しています。お時間がありましたら資料収集の補助として是非ご覧になってください。
https://www.youtube.com/watch?v=UsnuGyw_Mt4
私もここで最後にさせて頂きます。お付き合いありがとうございました。
https://www.youtube.com/watch?v=CpVHyy5wpwY
コメント欄にてsex slave（性的奴隷）という言葉に異論をはさんでいらっしゃる方がいらっしゃいますが、それについては下記サイトが詳しいです
[慰安婦]性奴隷の定義を無視し「慰安婦は性奴隷ではない」と叫んでも反論になってない
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20130604/p1
それ以外にもコメント欄で「慰安婦」について問題がなかったとか、補償済みといった意見をなさっている方については、本文でハナママゴンさんが提示されているFightForJusticeなどのサイトを最低限の基本事項としてご覧になることをおすすめします。YouTubeに上がっている動画やウィキペデイアは間違っても参考にできる代物ではありません。
できれば、吉見義明『従軍慰安婦』か同氏の『日本軍「慰安婦」制度とは何か』で基本事項を抑えることをおすすめします。
ひとつだけ述べておけば吉田清治証言は慰安婦問題において日本政府に謝罪や補償などを要求している国内の研究者でも証拠としてはあつかっておらず、この証言以外にもいわゆる「強制連行」を示す資料・証言が存在します。
それから、エントリ本文に関してひとつだけ述べさせていただきますと、韓国軍の戦争犯罪についてウィキペディアを参照されておりますが、それに限らず、日本や近隣諸国の近代史に関してウィキペディアを参照されることはあまりおすすめできません。
韓国軍による戦争犯罪の存在を否定するわけではありませんが、ウィキペデイアの記述はかなりの誤情報や偏った文献を参考にした記述があると考えた方がよいです。
韓国軍による戦争犯罪は韓国国内のリベラル派にあたる研究者や報道機関による追求なども存在します。また、日本軍慰安婦問題に取り組む層と韓国軍の犯罪を追及する層に重なりもあります。
参考として
[歴史]ベトナム戦争での韓国軍
http://d.hatena.ne.jp/D_Amon/20100218
私は自分でも認める歴史バカですので、こんな記事を書くこと自体おこがましかったのです。
ですが日本という国は、戦後何十年も経ち、天皇が代わり、新世紀に入ってなおも、近隣諸国や国際社会で戦争責任を問われている。
それが本当に悔しくて、何とかならないものかと記事を書きました。
戦争は今後どんどん風化していく一方でしょう。
『集団自衛権』なども叫ばれ始めました。
戦争をまったく知らない若い世代が、いいように誘導されて誤った道に突き進んでいくことがないよう心から祈っています。