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南アフリカの義足ランナーに有罪判決
9月12日 22時13分

南アフリカの義足ランナーに有罪判決
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南アフリカの自宅で恋人の女性を射殺したとして、殺人などの罪に問われた両足義足の陸上選手、オスカー・ピストリウス被告に対して、地元の裁判所は12日、過失致死の罪で有罪判決を言い渡しました。

両足が義足の陸上選手、ピストリウス被告は去年2月、南アフリカの首都プレトリアの自宅で、交際していたモデルの女性を銃で撃って殺害したとして、殺人などの罪に問われていました。
11日から2日間の日程で開かれた裁判で、地元の裁判所は12日、ピストリウス被告に対し、銃を発砲したときの行動については合理的ではなく不注意であったとして、過失致死の罪で有罪を言い渡しました。一方で、裁判官は、検察側が主張していた計画的殺人については根拠がないと判断しました。
南アフリカの刑法では、過失致死罪は最高で禁錮15年が科されることになっており、量刑は来月13日に言い渡される見通しです。
ピストリウス被告は「義足のランナー」として、パラリンピックなど障害者の競技で優勝するだけでなく、おととしのロンドンオリンピックにも出場し、南アフリカの英雄として尊敬されてきました。しかし、裁判の中で、以前から恋人の女性に暴力をふるっていたことや銃マニアであったことなどが指摘され、世界中のメディアが「英雄の転落」などと伝えており、裁判の行方に関心が高まっていました。

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