経済日本抜きでのTPP妥結を要求 米加など5カ国の豚肉団体、「危険な前例」嫌う2014.9.9 10:04

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日本抜きでのTPP妥結を要求 米加など5カ国の豚肉団体、「危険な前例」嫌う

2014.9.9 10:04

 米国やカナダなど5カ国の豚肉業界団体は8日、環太平洋連携協定(TPP)交渉で日本が豚肉関税の撤廃に応じなければ、日本抜きで交渉妥結を目指すべきだとする公開書簡を発表した。対日強硬派の全米豚肉生産者協議会が明らかにした。

 オーストラリア、チリ、メキシコの団体も参加。10日までベトナムで開かれている首席交渉官会合で譲歩を引き出すため、日本に揺さぶりをかけるのが狙いとみられる。

 関税に加えて、輸入価格が安いほど関税が割高になる日本の「差額関税制度」の撤廃を要求。関税撤廃の猶予期間を設ける場合は「短期間かつ延長されない」ことが重要だとした。

 日本を貿易自由化の例外とすれば「他の参加国も譲歩を手控える」と懸念を表明。世界最大の豚肉消費国である中国が将来TPPに参加することを念頭に「危険な前例になりかねない」と警告した。(共同)

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