安田琢典
2014年9月9日03時00分
2027年のリニア中央新幹線開通予定を見すえ、豊田市は8日、名鉄三河線の複線化について名鉄と協議する意向を示した。この日あった市議会一般質問で、太田博康氏(自民クラブ)の質問に答えた。
太田氏は「名古屋へのアクセス強化は最優先課題。豊田市―知立間の複線化が効果的ではないか」と質問。これに対し、原田裕保・企画政策部長は「名鉄の2015~17年の中期経営計画に、複線化が盛り込まれるよう協議したい」と答えた。また、太田稔彦市長も「町づくりに非常に重要で、沿線の農地規制を緩和して住宅開発を促すなど複線化の事業効果を高めている」と述べた。
市都市計画課によると、三河線の大半は単線区間で、列車はすべて各駅停車だ。市中心部の豊田市駅から名古屋駅までは、知立駅での乗り換えを含めて1時間前後かかる。高架区間も越戸―上挙母間の一部や三河八橋駅周辺に限られており、複線化の前提となるインフラ整備が欠かせない。
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