ライフハッカー編集部 - コミュニケーション 08:00 AM
忙しい人にアポイントを取るコツは「具体的に短い時間を提示すること」
忙しい人と話し合いをしたい時に、外出してコーヒーやランチに誘っても、大抵の場合上手くいかないものです。その代わりに、短い時間で収めることを約束すれば上手くいくかもしれません。
この方法は、相手の持つ時間を大事に扱っていることと、話し合いたい内容が明確であることが伝わるため同意を得やすい、と「Harvard Business Review」の中で戦略コンサルタントのDorie Clark氏は語ります。
私は最近、ある作家が熱望するので、電話で話すことにしました。「あなたは予定がいっぱいでしょうから、要点だけ話します。10分以内に話を切り上げます」とメールで言ってきたからです。結果、その会話は10分では終わりませんでした。とても、充実していたので30分話していたのです。もし「30分間話しましょう」と提案されていたら拒否していたことでしょうが、結果的に私たちは30分も会話していたのです。
Clark氏はもし人が慈善活動に募金を依頼された場合、「1ペニー(当時約30円)でも良いのでお願いします」と言うことで寄付金の額が2倍になるという研究にも触れています。最初の要求が安過ぎて、断れないのです。そして結果として、より多くの金額を募金するということです。
忙しい人に、どれくらい時間がかかるのかを伝えることは、多忙な人にメールを読んでもらうためのガイドライン「3-Bプラン」においても重要なポイントです。ですので、そういう時は短く具体的な時間を提示して依頼することを忘れないで下さい。
Score a Meeting with Just About Anyone|Harvard Business Review
Mihir Patkar(原文/訳:Conyac)
Photo by digital internet.
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