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“走る2足ロボット”開発に成功9月7日 4時06分
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人間と同じ2本の足でバランスを取りながら走るロボットの開発に、東京大学の研究チームが成功しました。
東京大学大学院の石川正俊教授の研究チームが開発した「アキレス」というロボットは、長さ14センチの2本の足を動かして時速4.2キロで走ることができます。人間の体格に置き換えると、時速10キロから20キロというマラソンランナー程度のスピードになります。
腰とひざ、足首にあたる部分に、力が強く小型で軽いモーターが付いているのが特徴で、カメラで写した走っている姿を解析することで着地のタイミングや地面を蹴るときのバランスをコントロールしています。
現在はモーターの耐久性の問題から続けて走れる時間が10秒程度だということで、研究チームは今後より長い時間走れるよう性能を高めるほか、カメラをロボット本体に搭載してみずからバランスを取れるよう改良したいとしています。石川教授は「もっと人間に近い、ロボットらしくない走りを実現したい。こうした技術で人が目と手を使ってする作業を人より速いスピードでできるロボットを開発したい」と話しています。
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