事件民法改正案をドラマ「半沢直樹」になぞらえてみると… 見える“保証人保護”の効果+(1/6ページ)(2014.9.6 18:00

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民法改正案をドラマ「半沢直樹」になぞらえてみると… 見える“保証人保護”の効果

2014.9.6 18:00 (1/6ページ)倒産・破産
制定以来約120年ぶりの本格的な民法改正について話し合う法制審議会・民法(債権関係)部会=8月26日、東京・霞が関の法務省

制定以来約120年ぶりの本格的な民法改正について話し合う法制審議会・民法(債権関係)部会=8月26日、東京・霞が関の法務省

 やられたらやり返す。倍返しだ! 決めゼリフが流行語大賞にも選ばれた大人気テレビドラマ「半沢直樹」(TBS系)。主人公、半沢(堺雅人)の原動力のひとつは中学生の時に遭遇した父、慎之助(笑福亭鶴瓶)の自殺だった。経営する樹脂ネジ製造会社「半沢ネジ」への融資を産業中央銀行に打ち切られ、失意のうちに首をつったのだが、もし、法制審議会(法相の諮問機関)が現在検討している民法改正が当時なされていれば、事態は変わっていたかもしれない。半沢ネジの経営危機を題材に、民法改正の論点のひとつである「連帯保証人の制限」について、借金問題に詳しい弁護士とともに検証した。

不動産担保の上に求められる連帯保証人

 「助けてやってくださいな。お願いしますわ。お願いします」。雨が降りしきる中、後に息子の上司になる若き日の大和田暁常務(香川照之)に慎之助が土下座をして融資を引き上げないように頼むシーンはあまりにも印象的だ。大和田は融資継続の条件として、慎之助の自宅の土地を担保に入れさせていた。

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