- [PR]
事件
民法改正案をドラマ「半沢直樹」になぞらえてみると… 見える“保証人保護”の効果
やられたらやり返す。倍返しだ! 決めゼリフが流行語大賞にも選ばれた大人気テレビドラマ「半沢直樹」(TBS系)。主人公、半沢(堺雅人)の原動力のひとつは中学生の時に遭遇した父、慎之助(笑福亭鶴瓶)の自殺だった。経営する樹脂ネジ製造会社「半沢ネジ」への融資を産業中央銀行に打ち切られ、失意のうちに首をつったのだが、もし、法制審議会(法相の諮問機関)が現在検討している民法改正が当時なされていれば、事態は変わっていたかもしれない。半沢ネジの経営危機を題材に、民法改正の論点のひとつである「連帯保証人の制限」について、借金問題に詳しい弁護士とともに検証した。
不動産担保の上に求められる連帯保証人
「助けてやってくださいな。お願いしますわ。お願いします」。雨が降りしきる中、後に息子の上司になる若き日の大和田暁常務(香川照之)に慎之助が土下座をして融資を引き上げないように頼むシーンはあまりにも印象的だ。大和田は融資継続の条件として、慎之助の自宅の土地を担保に入れさせていた。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]