６０年代のフェラーリ ３９億円で落札

8月16日 13時41分

５０年以上前に製造されたイタリア製の高級車、「フェラーリ」がアメリカでオークションにかけられ、自動車としては過去最高額となる３９億円で落札されました。

落札されたのは、１９６２年に製造された赤の２人乗りのスポーツカー「フェラーリ２５０ＧＴＯ」です。
フェラーリの中でも名車と言われるこのモデルは、３０台余りしか製造されなかったことから希少価値が高く、これまでほとんど出回っていませんでしたが、１４日、アメリカのカリフォルニア州で行われたオークションに出品され、３８００万ドル（およそ３９億円）で落札されました。
オークション会社によりますと、これは去年、およそ２９億円で落札された「メルセデス・ベンツＷ１９６」を上回り、オークションで落札された自動車としては過去最高額になるということです。
落札されたフェラーリは一度事故で大破したものの修理され、イタリア人の富豪が４０年以上にわたって愛用してきた車だということで、オークション会社の代表は、「すばらしい車を出品することができ誇らしい」と話していました。