8月8日、イラクのクルド人自治政府高官は、「イスラム国」が大規模な攻撃を計画、クルド人存亡の脅威になっているとした。写真は前線に配備されたペシュメルガ。8日撮影(2014年 ロイター/Azad Lashkari)
[アルビル(イラク) 8日 ロイター] - イラクのクルド人自治政府高官は8日、イスラム過激派「イスラム国」が大規模な攻撃を計画し、クルド人存亡の脅威になっていると危機感を示した。
同高官のゼバリ氏は記者会見で「イスラム国がイラクやシリアの全勢力を動員して襲来し、(自治区民兵組織の)ペシュメルガと戦いつつある。戦闘はとても深刻な問題で、存亡にかかわる」と述べた。
また、議長側近のフアド・フセイン氏は、イスラム国がイラク最大のダム、モスルダムを支配下におさめたと認めた。
イスラム国がダムを奪取したことで、流域の都市に洪水を招き、水・電力供給を遮断する恐れもある。
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