韓国がおびえるオーストリア正史 戦争責任すり抜けられた理由
(Sankei Biz)
http://www.sankeibiz.jp/express/news/140518/exd1405180045001-n1.htm
なに、このネット右翼みたいにとち狂った屁理屈?
記事を書いた人の脳内ではそういうことらしいが、韓国にはぜんぜん脅える理由がない。
(どこかの国に脅されて 政府幕僚が「日韓協約」に調印させられた事実ならあったようが)
だいたい、どう考えても日本帝国支配下の韓国の立場はチェコにずっと近い。
そう。ミュンヘン協定での列強の承認のもと、ナチドイツに併合されたチェコスロバキア。
ちなみに。
日本は朝鮮を植民地とするために、欧米列強と取り引きした。 米国にフィリピン、フランスにインドシナ、大英帝国にインド、それぞれの植民地権益を認めるのと引き替えで韓国併合を了承してもらったのである。
これが、「白人からアジアを解放した」国が実際にしたことだ。
サンケイの記事ではネット右翼流の願望が全開するばかりで、そういう事実にはまるで触れられていないようだが。
しかし、いくらミュンヘン会談でヒトラーがチェコを併呑するのを列強が認めたからといって。今日、ナチの側に立ってチェコ併合の正当性を言い張る者はいないし、まして戦争責任をチェコスロバキアも負うべきなどと無茶な論法を繰りだす者もいない。
チェコには最大級の兵器工場があり、そういう意味ではヒトラーの戦争への協力者であり貢献者なわけだが、間違ってもチェコスロバキアを加害国だと思う者はいない。
それにしても、さすがサンケイだ。大日本帝国が征服した国を大日本帝国の侵略行為の共犯にしようとは、なんというモラルの欠如! 道理もヘチマもあったもんじゃない。
あと。韓国だけやっつけて、世界中の大日本帝国に対する評価が変わるものだろうか。
この先ヒトラーやスターリン、ムッソリーニの評価が変わらないのとおなじで、「アジア解放のため戦った」なんて日本でさえキチガイしか受け入れない妄想が国際社会の共有認識になるのは未来永劫あり得ないと思うがね。
まあバカウヨにとっての「国際社会」って、テキサス親父と李登輝がすべてなんだろうけど。
とりあえずアメリカ合衆国、イギリス連邦、ロシア、中国、カナダ、オーストラリアやニュージーランド、それからフランス、オランダ等西欧諸国。これらの地域でのアジア太平洋戦争への認識は、南北戦争への評価と同じで百年たっても変わるまい。
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