最近は毎日のようにカレーばっかり作っている。以前のようにデカ鍋で大量に作って「翌日や三日目が一番ウマい」というタイプのカレーではなく、材料を切る段階からストップウォッチを用意し、26センチフライパンで1~2人分の量を、トータル30~40分以内で完成させた上で、作ったその瞬間からベストな味を出せないものか、という種類のカレーだ。料理にとって、おそらく「時間」というのは最強の調味料で、だいたいの物は基本線さえ外さずに調理すれば、あとは置けば(時間がたてば)なんとかなる。僕が大好きな「土曜日の昼間におかんが家で作っているようなカレー」というのはその代表的なものだ。でも世の中にはそういうカレーではないカレーというのも存在するわけで、最近の自分が追求したいと思っているのはそういう「置かない」カレーなのだ。まあそんな感じです。