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筑前・中2いじめ自殺、黒塗り資料の一部を開示へ

 2006年10月、福岡県筑前町立三輪中2年の森啓祐君(当時13歳)がいじめを苦に自殺した問題で、福岡法務局が大部分を「黒塗り」にして開示した調査資料について、法務省は黒塗り部分の一部を公開するとした裁決書を遺族に通知した。

 裁決書は13日付。「事務に支障を来す恐れは少ない」として、特別事件調査結果報告書の一部や文書要請文の前文、文書説示案など黒塗りだった14項目を明らかにするとしている。他の項目は「支障を及ぼす」と不開示となった。

 遺族は07年9月、福岡法務局に調査資料の開示を請求。開示された計113項目、約440枚の文書のほとんどが黒塗りだったため、遺族は法務省に法務局の処分取り消しを求める審査請求書を出した。調査資料を巡っては、内閣府情報公開・個人情報保護審査会が昨年12月、黒塗り部分の一部を新たに明らかにするよう求める答申書を法相に提出していた。

 今回は「偽善者にもなれない偽善者」と語ったとされる元担任教諭の記録は開示されないとみられる。父・順二さん(42)は「開示範囲が一部にとどまったのは残念。開示された内容を見て、今後の対応を考えたい」と話している。

2009年1月15日  読売新聞)
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